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あくまのおよめさん―ネパールの民話
あくまのおよめさん―ネパールの民話 (JUGEMレビュー »)
Ishwari Karmacharya, 稲村 哲也, イシュワリ カルマチャリャ, 結城 史隆
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あくまのおよめさん/ネパール民話
あくまのおよめさん―ネパールの民話
あくまのおよめさん―ネパールの民話
Ishwari Karmacharya, 稲村 哲也, イシュワリ カルマチャリャ, 結城 史隆

作:ネパール民話
再話:稲村哲也・結城史隆
絵:イシュワリ・カルマチャリャ
出版:福音館書店

ネパールについて書かれた本に食傷気味だったのですが、絵本となれば別です。
「プンク・マインチャ」の他にもあったので、つい買ってしまいました。


昔ネパールに貧しいラージャンという少年がいました。
ラージャンはある日銀貨を拾います。
その銀貨でお父さんは羊を飼えと言い、お母さんはその日食べる豆を買えと言います。
でもラージャンはせっかくの銀貨だから世界に一つしかないものを買おうと決めました。
そして猿を買いました。
ラージャンは猿を見たことがなかったので、世界に一匹しかいないと思ってしまったのです。
ラージャンは猿を大事に育てました。
村には悪い悪魔が住んでいました。平気で人を殺したり、宝物を取ったりします。
ある日悪魔が宝物を眺めているうちに居眠りをした隙に、ラージャンの猿が宝物を盗みました。
でも猿は捕まってしまいました。
猿は悪魔に「(悪魔の)お嫁さんを探すためにきました」と言うと、悪魔は喜んで猿を許して宝物もあげました。
猿は家に帰るとその話をして宝物を渡し、等身大の木の人形を作るようにラージャンに頼みました。
猿は再び悪魔の元へ行くと「お嫁さんが宝石の飾りがないからお嫁に行けないと泣いている」と言いました。
悪魔はまた猿に宝物をあげます。
次の日ラージャンは木の人形をかついで悪魔の元へ連れて行きました。
猿は悪魔に、付き添いの人たちとお嫁さんが怖がるから、隠れているように悪魔に指示します。
人形を部屋のベッドの上に置くと、猿は「お嫁さんがいいって言うまでは、決して部屋に入ってはいけません。でないとお嫁さんが逃げてしまうかもしれませんから。」と言いました。
悪魔は喜んで猿にまた宝物を分け与えます。
悪魔は我慢していましたが、とうとう我慢しきれず、部屋に入ってしまいました。
お嫁さんに触れると、お嫁さんはベッドから転げ落ち動かなくなってしまいました。
悪魔はお嫁さんが死んでしまったと思い悲しみました。
猿はこうなることは分かっていましたと、一緒に嘆くふりをしながら、お嫁さんのお弔いをしました。
それから悪魔は人の悲しみが分かるようになり、二度と村には戻って来ませんでした。

どうも「悪魔」と言われているのは「山賊」かなにかのようです。
木の人形でだませるのか?と、まぁ昔話ですから苦笑いする場面もありますが、最後には大事なものを失って人の痛みが分かるようになった悪魔と、貧しいのに猿を飼って、大事に育てた優しいラージャンについての2つのポイントが含まれたお話です。

さてさて、こちらは絵を描いているのがネパール人です。
ネパールは多民族国家なので、ネパールの中にも色んな人たちがいるのですが、彼女はネワール族という民族でネワール様式の宗教画の一人者だそうです。
この場合の宗教画とはヒンドゥー教を指します。
人物の服装はもちろん、家の窓を見て欲しいです。
ネワール建築は木の彫刻が素晴らしく、民家の窓も綺麗な彫刻が施されています。その彫刻の様子も描かれているのです。
最後の方でお嫁さんが死んで弔うシーンでは、死者を焼き場まで持って行く方法も描かれています。
竹で組んだ台に布でくるんだ死者を乗せて、近親者が担いで歩いて行くのです(今でもそうです)。
そういう知識があって見ると、更に楽しい絵本です。
そして、登場する賢い猿ですが、ネパールの国教ヒンドゥー教は多神教で、その中に「ハヌマン」という神様がいます。
このハヌマンは猿の形の神様で、人民から人気があります。
首都カトマンドゥには猿寺として有名な寺院もあります。
そこには名の通り、町中なのですが猿がいっぱいいますし、そんな寺は1つではありません。
ですから、ラージャンが猿を見たことなかったというのは、少し無理のある設定にも思えますが、日本よりはるかに身近な猿という動物を登場させることで、お話がネパールの子供たちにもっと身近に感じられたのだと思います。


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| タイトル◇あ行 | 16:00 | comments(4) | trackbacks(0) |
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ネワールの女性でしたか?
ネワール建築のドアや窓の彫刻は本当に細かくでステキですね!
カトマンドゥで一番高いホテルもこのネワール様式を売りにしています。
あ、先日早朝お弔いの葬列に出会いました。
棺おけなしなので(王様ですらそうだったですね)ぎょっとします;

| SHANTI | 2006/02/11 8:54 PM |
■ SHANTIさん
私もカルマチャリャという姓には聞き覚えがなかったんですけど、本にはネワールとなっていました。
今ネパールで一番高いホテルってホテル・エベレストですか?
旅行で通っていた時も、そういうホテルとは縁がなかったんで全然分かりません(^^;
ピーコック・ウインドウはよく見に行って迷子になりました。
| 美穂 | 2006/02/12 1:42 AM |
絵のタッチから男性とばかり思い込んでいたもので…。
今一番高いホテルは「ドゥワリカホテル」です。
http://www.dwarikas.com/
あのハイアットやラディソンより高いのです!
ヤク&イエティは表向き労使問題で閉鎖中…余談でした;
「ドゥワリカホテル」庶民ですのでもちろん泊まったことも食事にいったこともないですよぉ。
いってみたいなぁ〜。
| SHANTI | 2006/02/13 2:59 PM |
■ SHANTIさん
ドゥワリカホテルですか?
私の居た頃にはなかったと思うので、新しいホテルなんでしょうね。
サイト見てみましたが、激重(^^;
へぇ〜、あんな方にできたんだぁ。
空港からは結構近いですね。
次ネパールに行けるのはいつかしら?
子供を連れて是非行きたいと思っています。
| 美穂 | 2006/02/14 4:53 PM |









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